初級や中級のクラスを教える演習授業が日本語教師養成講座の中であります。同じ日本人の受講生が日本語学習者の役、学生役をしてくれて、その人たちの前で8分ぐらいの授業をします。
課題が与えられ8分ぐらいの授業をするのにその準備に相当の時間を費やします。何も考えずに日本語を話ししているのに、いざ教えると何もかも調べないと説明できないことに気づきます。毎回演習をする前には教案書を作成します。
教案書はとても詳しく書きます。最初のウオーミングアップに何分、新しい語彙説明に何分というふうに時間の割り振りや使う教材、例えば絵カードをここで出すとかも記入します。
場面設定もみんなに分かる場面設定にして2つぐらいは用意します。板書する文は「板書」と記入して、実際の演習ではその文書をホワイトボードに自分で書きます。
教案書では自分の話すことをT(teacher)で書き、それに対する学生の発話を想定しS(student)で書いていきます。一つずつ細かく書いていきます。
例えば T:「おはようございます」
S:「おはようございます」
T:「いまから授業を始めます。今日は新しい言葉を3つ勉強します」
(牛乳の絵カードを見せる 飲むジェスチャーをする)
「わかりますか」
S:「わかります。牛乳です」
T:「そうです。牛乳です。牛乳、はい(リピート)」
S:「牛乳」
こんな感じで最後までつくっていきます。最後に練習を入れて今日習ったことが理解できているか、確認します。
教案書をつくるときに注意しなければならないのは、語彙コントロールです。初級クラスの初めの授業はほとんど使える言葉はないです。絵カード、写真、ジェスチャーなどで教えていかなければなりません。何も日本語を知らない学習者に最初に日本語を教えるのは本当に難しいと痛感しました。







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